こんにちは、ED(エフェクター自作童貞)ひらさんです。
今回はエフェクターを自作してED脱却をはかったので、その流れを説明していきます。
目次
ED脱却のきっかけ
EDひらさんには悩み事がありました。
それは、「欲しいエフェクターがたくさんあるのに、1つ1つが高すぎる!」という悩み。。
その時ふと、どうしてエフェクターはこんなに高いのだ??と思い、ブラックボックスのように扱ってきた手元のエフェクターを分解してみました。中身を見たEDひらさんは驚いてひっくり返ってしまいました。
なんと、その箱の中はぎゅうぎゅうにお弁当が詰まっているかと思いきや、スッカスッカピンだったからです。(※よく見ると薄い電子基板に細い導線と小さな電子部品たちが乗っかった電子回路がありました。)
この時にEDひらさんは、「電子回路って難しそうだけど、はんだごてさえ使えれば作れるじゃん!!」と考え、ED脱却を図りました。
作るエフェクター「Super Hard On」
Z-vex社のSuper Hard Onという既存のエフェクターのクローンを作りました。よく自作初心者にオススメされるエフェクターです。
既存の製品のクローン作っていいの?と思いましたが、電子回路に著作権はないので問題ありません。ED野郎がいきなりオリジナル回路を作るなんてハードル高すぎますしね。。
このエフェクターを選んだ理由
作りやすい:
回路図がわかりやすく部品も少ないので初心者向け。数々のEDがこれで卒業したといわれている。
コスパがいい:
定価だと2万円くらいします。それが自作すると数千円ですみますの。
実践で使える:
とても評価が高いクリーンブースターなのです。普通のブースターとしても使えたり、原音に艶が出るなどと、音質も上がることが期待できます。どんなギタリストでも使う機会はありそうです。
Super Hard On の和訳が・・・:
なんと和訳すると「超勃起」という意味らしいです。。
EDひらさん「ED脱却にはこれしかない!!!」
必要な部品
- 抵抗4.7k:1つ
- 抵抗5.1k: 1つ
- 抵抗100k: 1つ
- 抵抗1M: 2つ
- コンデンサ0.1μ :1つ
- 電解コンデンサ10μ :1つ
- MOS-FET BS170: 1つ
- ダイオード 1N914: 2つ
- LED 3ミリ径:1つ
- ボリュームポッド 5kΩ:1つ
- フットスイッチ 3PDT:1つ
- モノラルジャック:2つ
- DCジャック:1つ
今回は右も左もわからぬ状況だったため、タッキーパーツさんからSuper Hard Onの組み立てキットを購入しました。このサイトでは、エフェクターに必要なパーツと組み立てマニュアルのセットが販売されています。
このエフェクターの回路図は有名なので検索するとすぐに出てきます。それに、自分で全てのパーツを揃えた方が安いです。しかし最初は組み立てマニュアルを見ながら確実に完成させたかったため、キットを購入しました。初心者の方はタッキーパーツさんなどで、組み立てキットから始めるのがオススメです。
いざ制作
組み立てキットに付属される基盤には配線図が書かれています。それに従って部品を取り付けて、はんだづけをしていきます。プラモデルを作っていくような感じですね。
こんな小さな基盤に作れるのか、と思うほどすっきりとした無駄のない配線図で、キットの配線図は勉強になります。
制作時に写真を撮るのを忘れていたので、完成した時のを撮りました。できるだけコンパクトがいいと思ってミニサイズを選んだため、かなりぎゅうぎゅうです。。色々汚い。(笑)
InputとOutputのジャックが近くて、接触はしないけどちょっと不安。この経験から初めての人は、コンパクトサイズのエフェクターは避けた方がいいと思います。
デザインもしてみた!
これ、一番楽しい作業でした。自分で使うエフェクターを自分でデザインするって最高に気持ちいいです!
今回はSuper Hard Onが「超勃起」という意味なので、勃起をイメージして描いてみました。側面には「Super Hard On」。勢いで始めたので、手元にあったアクリルガッシュで塗っちゃいました。本当は塗装用のサーフェイサーやカラースプレーを使うべきなのに。。。案の定、擦れたところが若干禿げてきてます;;まあこれも童貞ゆえの過ちということで。。
通電してみる
ジャックを挿して、いざ通電してみました。フットスイッチを踏むと、、無事LEDが点灯!
ボリュームポットを回すとちゃんとボリュームが上がりました。また、Super Hard On特有のボリュームポットを回すと鳴るガサガサ音も出ました。
超ボッキ完成です。これでEDも改善されビンビンですね!!
まとめます
初心者がエフェクターの自作に成功しました。
私は半田付けが下手くそながらできるレベルでした。半田付けは、未経験の人も少し練習すればすぐにできるようになります。そのため、エフェクターはどんな人でもやる気があれば、簡単に自作ができてしまいます!とりあえず、初心者の方にはキットをお勧めします。
これからも自作は続けていこうと思います。その中でエフェクターの電子回路を学んでいきゆくゆくはオリジナルエフェクターを作りたいです。(DTひらさんのオリジナルブランド)
BYOC LEEDS FUZZ 制作KIT / エフェクター 自作 キット
【ぼくのバンド紹介】shabones(しゃぼんず)
敏感でもろいロックバンドです。是非聴いてください〜(^^)