DTMを始める際にまず必要なものはパソコンです。しかし、DTM用のパソコンはある程度以上のスペック(性能)が求められます。
素人DTひらさんは当初、ウェブサイト閲覧用の安いノートPCでDTMを始めました。しかし、画面が頻繁にブルースクリーンになってしまい、痛い目を見てしまいました。
そこで今回は快適にDTMを行うための、最重要なパソコンのスペックを3つ取り上げます。
目次
1. CPU
CPUはパソコンの処理速度を決める部分です。CPUの性能が低いと、DTMでは音が途切れたり演奏が停止することもあります。
おすすめスペック
DTMに最適なスペックはCore i5かi7の高クロック周波数モデルです。具体的に、オススメのスペック例を3つ以下にまとめました。
CPUモデル | コア数 | クロック周波数 |
Core i5 | 2(デュアルコア) | 2.7GHz以上 |
Core i7 | 2(デュアルコア) | 2.5GHz以上 |
Core i7 | 4(クアッドコア) | 2.2GHz以上 |
Core i○ってなに?
CPUのモデルの名前。Core i7、i5、i3などがあり、i○の値が大きいほど性能が高くなります。DTMを快適に行うためにはCore i5以上を推奨します。
しかしCPUのスペックを考える際には、クロック周波数とコア数の値も気にする必要があります。なぜなら、CPUの性能は主にクロック周波数とコア数で決まるからです。両方とも数値が高いほど高性能になります。
・クロック周波数:1コア(人間でいう脳みそ)の演算スピード。
・コア数:CPUに含まれるコアの数であり、並列処理性能の高さを表す。
2. メモリ
メモリの役割
一時的に記憶しておける容量のことで、「作業中の机の上に書類をどのくらい置けるか」という話によく例えられます。メモリはCPUの働きをサポートする役割を持っています。メモリが小さいとパソコンが作業をする場所が少なくなり、DAWが落ちたり、ブルースクリーンになることもあります。
おすすめの容量
メモリは8GB以上をオススメします。通常の使い方であれば8GBで十分だと思います。余裕があれば極端に重いプラグインを複数使う場合を考えて、12GB以上を選んでもいいと思います。
3. ストレージ(HDD, SSD)
HDDとSSDについて
ストレージは、データを記憶する場所です。HDDとSSDの違いを簡単に説明すると、SSDの方が高速にデータにアクセスができますが、HDDよりも高価です。
選び方
SSDとHDDを1台ずつ搭載することをオススメします(CドライブにSSD、DドライブにHDD。またはSSDメインで、外付けHDDを使うなど)。仮にSSDのみで使用した場合、ガッツリと音源やプラグインファイルなどを保存すると、容量不足になることが多いためです。そのため、頻繁にアクセスをすることの多いOSをSSDに保存し、音源ライブラリやプロジェクトファイルなどを容量の大きいHDDに保存するといいでしょう。SSDは250GB以上、HDDは500GB~1TB以上のものがオススメです。
ちなみに現在のDTひらさんは、MacBook Pro (CPU: Core i7, 4コア, 2.2GHz; メモリ: 16GB; SSD 250GB; 外付けHDD 1TB)を用いており、快適なDTMライフをおくっています。
【ぼくのバンド紹介】shabones(しゃぼんず)
敏感でもろいロックバンドです。是非聴いてください〜(^^)